なかなか決断ができない

ある決断がはっきりしないときは、無理に決断しようとするのをやめて、開放的な状態に身を置くのが一番です。もちろん、そのために必要な “時間 “は必要です。もしあなたが何かを決断できないのであれば、それは決断するためのリソースが(内的にも外的にも)利用できないという意味で、その決断のための「適切な時期」ではないということなのです。

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例えば、(今の自分の意識とバランスから)仕事を辞めることが正しい判断であるにもかかわらず、外側の現実が自分に合った会社や分野の募集をかける形になっていないとします。これは、外的な「資源」がまだ整っていないため、辞めたいという「本能」を感じず、「未定」と感じているのです。外的な現実は「時間ベース」なので、ある動きが起こるための資源が整うのを待つしかないのでしょう。つまり、この場合、あなたの優柔不断さは、明確さが欠けているからではなく、まだ辞めたいという本能を感じていないからなのです。

もちろん、このようなケースばかりではなく、リソースは整っているのに「優柔不断」になっているのは、変化に対する「恐れ」、内なる「恐れ-勢い」による行き詰まりを感じている場合もありますが、この場合は、外からの明確な指示(求人が明らかになったとか、今の職場の状況が自分と全くずれてきたとか)を感じ、ボールは自分のところにあると感じることができるます。

また、ほとんどの決断は「個人」だけでなく「集団」的なものです。例えば、自分のスキルが別の分野に向いていて、その分野を担当している投資家(それを欲する人)が自分のスキルを必要としていて、その投資家(それを欲する人)の求める人材と自分の求める転職が一致していて、この2つの欲求が集合して「やめたい」という「本能(圧力)」が自分の中に生まれることがあります。

なぜなら、この状態では、自分の内なる知性(本能、直感、知恵などとも呼ばれる)と最もつながっており、その時が来れば、明確な直感や外的な指示を感じることができるからです。

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