近視が進まないようにするためには

コラム

2018年ごろから話題になっているが「近視は生活習慣病であり、屋外でしか浴びることのできない紫外線と関係している」ということ。

都内の小学生の75%が近視、中学生の94.9%が近視の状態だという。

もちろん近視は日本の小・中学生だけでなく、アジア全体では80%が近視とされ世界中で問題になっています。

私自身は、生まれつき、視神経がつぶれてしまっている難病のため、緑内障のように、部分的に視野が真っ黒に欠けていて、さらに、手術で人工レンズを埋め込んでいるため、1m先しか見えません。
このような私は、外では紫外線と赤外線から、家の中やビルの中では蛍光灯のブルーライトから守るため、夜でも室内でも、ブルーライトカットのサングラスを掛けていなければ、目が痛くなります。

最新のiOSでは、サングラス掛けていてもパスワードロック解除ができた、というレポートをITwebで見かけましたが、赤外線、紫外線、ブルーライトカットのサングラスを掛けていると、アップル社の公式発表どおり、サングラスはパスワードロック解除ができません。

この話はさておき、白内障が進んでくる60歳ごろまでは、なるべく、目を紫外線に当てたほうが近視が進まないため、紫外線の過剰な防護は避けたほうがよい場合がある、ということですね。

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1日2時間の外出が近視を予防する

子どもに近視が増えている理由については、幼少期に外遊びが少ないことと関係しているようです。また、大人は、紫外線保護のために防止、サングラス、手袋などで覆ってしまうパターンがありますが、白内障が発生する前までは、近視が進まないように目を紫外線に当てたほうがよいのです。

1週間に14時間(1日2時間)の外遊びの時間がある子どもは近視になりくい、あるいは1日2時間の外遊びが近視を予防する、という研究論文や疫学調査も多数報告されています。

これは屋外でしか浴びることのできない「光」である「紫外線」が近視を抑制するためです。

例えば、「ひまわり」には「目」がないが、光を受容して光の方向に花を向けることができる。そもそも地球が誕生したのは46億年前だが、そのあと生命が光を感受できるようになったのは25億年前、さらにそのあと生物が進化し「目」を獲得したのは5億年前。

人間の目にも、このひまわり同様、さまざまな光受容体があるが「非視覚系の受容体」というものが5つあり、「光を受けることが必要な機能」として存在しています。

窓の側で、ベランダやテラスに出て、あるいは、散歩など、温かい気候になりましたから、外に出てみましょう。

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