ノイズの多い思考から解放する方法

マインド(心)から自由になろうとする者もまたマインドです。マインドがマインドから自由になれるわけがありません。心からの解放を求める努力は、恐怖と無力感からくるものなので、同じ恐怖の場所に留まり続けることになります。マインドのネガティブなノイズから解放されたいと思うのはいいのですが、では、マインドをネガティブだと判断しているのは誰なのでしょうか。それはまた、心ではないのでしょうか?心をネガティブだと判断し、それをコントロールしたり、変えようとすることは、ネガティブの悪循環に入るだけです。ですから、まず最初に気づくべきは、心が問題なのではなく、心を判断している人が問題なのだということです。

マインドには、「私」という存在と、「純粋な意識」がある

あなたの意識には、思考の容器である「心」、思考に基づく構造である「私」、そして「純粋意識」、つまり無条件の無形知性の3つの側面があることを認識する必要があります。純粋な意識や形のない知性から生まれる思考もあり、これらの思考は非常に創造的で、解決策を志向します。

私という存在によって生み出される思考は、通常、恐怖に基づくもので、判断力に欠けます。純粋な意識(または高次の知性)が作り出す思考は、創造的な解決策とインスピレーションに基づいています。要するに、「私」という存在が作り出す恐怖に基づく思考から解放され、高次の知性が作り出す創造的な思考が容易に出てくるためのチャンネルとなることが大切なのです。

気づきの場として存在する

気づきは知性そのものです。意識の場で起きていることはすべて、あなたの「形のない」性質、源の性質とも呼ばれる知性によって触れられるのです。マインドや思考を判断するのではなく、ただ意識の場にとどまり、考えたり行動したりする努力をしないことです。ただ純粋な意識のままでいれば、より深い知性によって、正しい行動が自分から始まるでしょう。

心のノイズは、意識がそこにもたらされるとすぐに減速するようです。騒がしい心を批判することなく、ただ意識していれば、やがてエネルギーが変化し、心に平和をもたらす解決策が現れるかもしれません。

B202305143

「私」そのものが思考である

騒がしい心を恐れ、混乱し、判断してしまうのが「私」という存在です。「私」自体は思考の束なので、心の騒がしさを助長するだけです。この意識は、「私」のネガティブな動きをゆっくりと解消し始め、愛、平和、喜びに基づく思考のための開口部を作り出します。

「私」は心のノイズから自由になることはできません。「私」自身がノイズの一部だからです。ネガティブなサイクル全体に終止符を打つのは、純粋な「気づき」、すなわち純粋な意識の出現です。あなたの中に意識が芽生え、明るくなるようにしましょう。一日中、思考の動きに対してリラックスした「気づき」の中にいましょう。アウェアネスで動くと、深い知性に支配されます。心の雑念やノイズは、アウェアネスの光の中で溶けていきます。

Don`t copy text!