心地よい環境ヒュッゲで心身が健康に

コラム

デンマークの「居心地の良さと快適な陽気さ」の特徴であるヒュッゲは、世界中の聴衆に浸透してきました。

Hygge ヒュッゲとは

人々は、数年前から「ヒュッゲ」(Hygge)について話してきました。ケンブリッジ辞書によると、「ヒュッゲ」とは、心地よさ、暖かく快適で安全な気分を表すデンマークの言葉とされています。
キャンドルを灯し、柔らかい毛布に包まれたり、温かい飲み物を飲んだり、気になる人と時間を過ごしたり、ストレスを軽減し、健康を増進するのに役立つとわかっていることを行うなど、居心地の良い快適な物理的環境を作りだすことなのです。ヒュッゲは、ストレスの軽減、不安の軽減、全体的な気分の改善が期待できます。アメリカでは、雑誌 The New Yorkerが、2016年に「ヒュッゲの年」であると報告しました。

このヒュッゲは、特に寒い季節には最適な時期でしょう。

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Journal Ergonomicsの2020年2月号に掲載された研究によると、人々は明るく白い光よりも暖かくて薄暗い光のほうがリラックスできると感じることがわかりました。
2018年のJournal Annual Review of Psychologyに掲載されたレヴューでは、身体的および感情的な健康に有益であるという強力な証拠がある、と示されました。たとえば、閉経前の女性がパートナーからより頻繁にハグを受けると、愛情ホルモンであるオキシトシンのレベルが高くなり、血圧が落ち着くことも研究で報告されています。

また、日本の研究(千葉大環境センター)では、女性が、薔薇とオレンジの香りを嗅ぐと、生理的リラクゼーションを誘発し、脳を刺激し、「心地よい」、「リラックスした感情」、「自然の感覚」の増加につながることを示唆しました。

このヒュッゲのセルフケアのいくつかの例をあげてみましょう。

1.ムード照明を選ぶ

家では明かりを少し暗くし、キャンドルを灯します。または、ライトの明かりの偽暖炉を灯します。火の暖炉があるお家では最適ですね。ランプの色は温かい琥珀色の電球にしてみましょう。

2.親しい友人の小さな輪とたむろする

最も重要は社会的関係は、他者と一緒に物事を経験し、理解される経験をする親密な関係です。考えや感情を共有する場所。この一体感がヒュッゲの真髄なのです。

3.自分を快適にする

フランネルの毛布、枕、ひざ掛けを用意しましょう。カジュアルな装いであるプルオーバー、レギンス、シワが気にならない服、足を暖かく保つ厚手の靴下、大きなスカーフなど。肌に心地よいソフトなテクスチャーを選びましょう。

4.快適なベッド

できるだけ快適で心地よい睡眠空間を作ることをお勧めします。温かいお茶を飲みながら、温かい毛布に身を包み、寝室を家の中で最もリラックスできる場所にしましょう。

5.焼き菓子の匂い

ヒュッゲの大きな部分を占める食事と飲み物。それは、スィーツ、ケーキ、ホットチョコレート、グリューワイン、おいしいお菓子などをお楽しみください。焼きたての焼き菓子の匂いほど、ヒュッゲの要因に寄与するものはないでしょう。袖をまくりあげて、美味しいものを焼きましょう。

6.心地よい香り

ラベンダー、薔薇、オレンジなどの温かいハーブティーのカップを両手で持ちながらゆっくりと啜りましょう。シンプルな楽しみの中で幸せを経験し、すべてがうまくいくことを感じましょう。

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